流出・氾濫(2)

[II-140] 千曲川破堤に伴う浸水および排水過程の再現計算

〇佐藤 大介¹、村山 美月²、武田 誠¹、川池 健司³、豊田 政史⁴ (1.中部大学、2.国土交通省中部地方整備局、3.京都大学防災研究所、4.信州大学)

キーワード：台風19号、千曲川、破堤氾濫、浸水解析、排水

本研究では，2019年10月に発生した台風19号による千曲川の破堤による浸水を対象とする．ここでは，様々な情報をもとに計算条件を検討し再現計算を行う．また，本研究の解析結果を実績値と比較することでモデルの妥当性評価を行うとともに，浸水の様子を明らかにすることを目的とする．本研究において，令和元年台風19号により生じた長野県千曲川破堤による浸水過程が想定された．加えて，実測値と解析値の比較から解析モデルの妥当性が示された．排水に関してゲートの影響が大きいことから，排水時のゲート操作が重要であることが示唆された．今後は浸水と被害との関係について考察を深めたい．