令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

流出・氾濫(2)

座長:手計 太一

[II-145] ダム洪水予測のための山間部における河川水位計の設置方法

石井 明1、天方 匡純1、安野 貴人1、中野 裕之1、宮本 崇2 (1.八千代エンジニヤリング株式会社、2.山梨大学)

キーワード:ダム上流域、洪水予測、水位計、洪水到達時間

近年、気候変動の影響が顕著化し、これまで経験したことのない豪雨により深刻な水災害が毎年のように各地で発生している。河川上流の山間部に建設された洪水調節ダムでも施設計画以上の洪水量が流入し、緊急放流実施も珍しくなくなった。緊急放流は下流域の大規模浸水被害が懸念されるため、そのタイミング周知は下流域住民の安全・安心のためには重要であるが、ダム洪水予測の精度は低く予測精度向上が大きな課題となっている。そこで本稿では、ダム上流山間域にダム流入量精度向上を目的とした水位計設置に係る要点や留意点を整理した。また、実際に設置した水位計の観測結果から捉えた洪水予兆のシグナルを紹介する。

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