令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

河川計画・管理

座長:田端 幸輔(中央大学研究開発機構)

[II-159] 高津川における河道の二極化に関する研究

〇三宅川 洋亮1、宮田 昇平1、小林 拓磨1、福井 洋幸1、田原 衛2、稲葉 幸太2 (1.建設技術研究所、2.国土交通省 中国地方整備局 浜田河川国道事務所)

キーワード:樹林化、二極化、植生消長モデル、気候変動、対応策、モニタリング

河道の二極化は全国の多くの河川で生じているが、ダムのない高津川においても課題となっている。本研究は、二極化の進行状況、進行要因に関連する各種資料の経年的な整理を行い、土砂供給量の減少と洪水外力の低下が二極化の主要因と推定した。また、d4PDFの分析結果より設定した将来外力を用いて、気候変動による二極化への影響を評価した。その結果、気候変動に伴う外力増大によって、二極化の進行がさらに加速する可能性を示唆した。現在、高津川では、二極化抑制のため、掘削断面形状を斜め掘削にする等の対策を行っている。今後も継続的なモニタリング調査等を行い、今後の河床掘削、河道の維持管理に反映していく予定である。

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