令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

河川計画・管理

座長:田端 幸輔(中央大学研究開発機構)

[II-161] 石膏調査で明らかとした河川堤防に存在するモグラ穴の分布状況調査結果

〇薄井 隆義1、森田 大作1、佐藤 忠彦2、泉 由美2 (1.パシフィックコンサルタンツ、2.国土交通省 東北地方整備局 東北技術事務所)

キーワード:モグラ穴、河川堤防、河川維持管理、石膏調査

河川堤防におけるモグラ穴は,維持管理上の問題の一つであり,モグラ穴が発達すると,堤体強度の減少や水みち形成による透水性の増加といった堤防機能の低下,雨水や河川水の流入に伴う堤体表面の浸食および内部の空洞化に伴う陥没等が懸念される.しかし,これまで河川堤防内部にモグラ穴がどのように分布しているかを明らかとした事例は極めて少なく,課題であることは認識されつつも,実情は不透明な問題として扱われてきた.そこで,本検討では,モグラ穴に石膏を流し込み,固化後に掘り起こして型取りすることで,堤防内部にモグラ穴がどのように分布しているかを直接確認し,発達状況の特徴について考察を行った.

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