Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

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第II部門

河道の水理

Chair:Mirei Shigeeda

[II-167] A Study on the generation of Soliton fission of Tsunami running up river channel

〇Keiichi SUGAWARA1, Toshihiko TAKAHASHI1 (1.Tohoku Institute on Technology)

Keywords:Tsunami running up river channel, Soliton fission

河川遡上津波は伝播速度も速く,波高が増大する可能性があり,河川構造物に甚大な被害をもたらすことがある.河川流を伴う流れ場(逆流場)におけるソリトン分裂の発生に関する実験的研究は少なく,対策に必要な知見が十分に得られているとは言い難い.そこで,本研究では河川(逆流場)を遡上する津波について水理模型実験を行い,ソリトン分裂の発生とその増幅特性について検討を行った.その結果,ソリトン分裂の発達には河川流の影響が大きいこと,ソリトン分裂が十分に発達すると津波の伝播速度や最大波高は減少する傾向にあるが,流速は増加していることなど,河川を遡上する津波のソリトン分裂の発達に関わる性質の一端を示した.

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