令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

河道の水理

座長:重枝 未玲(九州工業大学)

[II-169] 二次元数値解析結果を用いた河道の粗度係数と勾配方向地表面フラックスを導入したRRIモデルによる降雨流出・洪水流解析の高度化

〇清水 里都季1、海田 絢斗2、松田 瑞生3、内田 龍彦1、河原 能久1、佐山 敬洋4 (1.広島大学、2.株式会社LIXIL、3.広島電鉄株式会社、4.京都大学)

キーワード:RRIモデル、一次元河道洪水流計算、勾配方向地表面フラックス、マニングの粗度係数

降雨流出氾濫解析(RRI)モデルに用いられている一次元河道洪水流計算法は計算負荷が小さい利点があるが,河道水位予測の精度に課題があると考えられる.また地表面フラックスベクトルの評価法が簡略化されているが,その影響については明らかでない.本研究では, RRIモデルを用いた洪水時の河道の水位計算精度を向上させる手法を開発することを目的とする.
二次元解析結果から河道樹木を考慮した粗度係数は,水深の関数として簡易的に表現でき,この粗度係数関数を用いたRRIモデルによる解析結果は,二次元解析結果の水位ハイドログラフや縦断水面形の時間変化を概ね再現できることを示した.

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