[II-214] Study on inundation in the Nakagawa River Basin due to Typhoon Hagibis in October 2019
Keywords:Typhoon Hagibis in October 2019, Nakagawa, RRI model, The International River Interface Cooperative, Rainfall-Runoff analysis, Inundation analysis
令和元年台風第19号がもたらした豪雨によって,那珂川流域では甚大な被害が発生した.本研究では,那珂川で発生した一部氾濫の再現と,その特性を解明することを目的とし,那珂川の全流域を対象とした流出解析(RRIモデルを使用)と野口から水府橋観測所間における氾濫解析(iRICを使用)を実施した.その結果,災害時の流出および氾濫の様子をおおよそ再現でき,那珂川の支川である藤井川と田野川の合流部付近に氾濫水が溜まり,最大5.8mの浸水が発生していることが示された.また,RRIモデルとiRICを用いた解析によって那珂川における氾濫の様子を再現できることが明らかとなった.
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