令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

令和元年の水害

座長:竹之内 健介

[II-223] 令和元年佐賀豪雨による六角川内水氾濫発生状況と内外水量バランスの把握

太田 皓陽1、伊藤 毅彦1、本間 升一朗1、尾形 勇紀1、槍澤 菜々子1、小野村 史穂1、片岡 智哉1、二瓶 泰雄1 (1.東京理科大学)

キーワード:令和元年佐賀豪雨、六角川、内水氾濫、外水、氾濫シミュレーション、DIEX-Flood

令和元年8月28日未明に佐賀豪雨により六角川流域において大規模な内水氾濫が発生した.本研究では,佐賀県六角川流域における洪水過程と内水・外水の水量バランスを明らかにするために,現地調査と数値解析を実施した.氾濫水量4088万m³の洪水が,主に六角川支流の小河川からの越水と六角川への排水不足により,六角川周辺で氾濫面積56.8km²にわたり内水氾濫が発生したことを示した.また,内水量は,外水量よりもかなり大きく,さらに六角川の水量縦断分布より六角川下流域において貯留能力に余裕があることがわかり,内水を六角川に十分に排水することで,堤内地の水位を低減させる可能性が示唆された.

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