[II-223] 令和元年佐賀豪雨による六角川内水氾濫発生状況と内外水量バランスの把握
キーワード:令和元年佐賀豪雨、六角川、内水氾濫、外水、氾濫シミュレーション、DIEX-Flood
令和元年8月28日未明に佐賀豪雨により六角川流域において大規模な内水氾濫が発生した.本研究では,佐賀県六角川流域における洪水過程と内水・外水の水量バランスを明らかにするために,現地調査と数値解析を実施した.氾濫水量4088万m³の洪水が,主に六角川支流の小河川からの越水と六角川への排水不足により,六角川周辺で氾濫面積56.8km²にわたり内水氾濫が発生したことを示した.また,内水量は,外水量よりもかなり大きく,さらに六角川の水量縦断分布より六角川下流域において貯留能力に余裕があることがわかり,内水を六角川に十分に排水することで,堤内地の水位を低減させる可能性が示唆された.
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン