令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

水環境

座長:横山 勝英(東京都立大学)

[II-182] 東京・日本橋川における石炭灰造粒物(Hiビーズ)を用いた水辺環境改善技術について

〇野原 秀彰1、及川  隆仁1、山田 正2、濱野 優至2 (1.中国電力 エネルギア総合研究所、2.中央大学大学院理工学部)

キーワード:日本橋川、水辺環境改善、悪臭対策

都市部を流れる東京・日本橋川では降雨時に河川に放流される未処理下水が原因で,悪臭等による水辺環境の悪化が問題となっている.本研究では石炭灰造粒物(Hiビーズ)を用いた構造体を河川内に設置しその水辺環境改善効果を確認するため,3年間の実証試験を実施し,生物生息環境等の面からその改善効果を検証,評価した.その結果,H iビーズを敷設した範囲では底質が改善されることで,悪臭(硫化水素)低減効果が発現されるとともに,生物生息環境の改善が進み,Hiビーズ周辺に多種多様な生物の生息が可能となり,日本橋船着場周辺における水辺環境の改善を図ることができた.

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