[II-224] Safety of shelters for flood in northern part of Osaka city
Keywords:fluvial flood, inundation calculation, dense urban area, safety evacuation
近年,地球温暖化に伴う気候変動によって日本全国で集中豪雨が多発している.短時間に集中した大雨は,内水氾濫や外水氾濫などの水害を引き起こす要因となる.本研究では,淀川右岸側に位置する大阪市の大野処理区を対象とし,InfoWorks ICMを用いて外水氾濫解析を行った.また,対象地域内の避難所,病院,老人福祉施設の安全避難について検討を行った.結果から,対象地域の外水氾濫特性として,氾濫水は破堤地点から北西と南西方向に拡がり,JR神戸線の盛土部分では氾濫水が堰き止められることが示された.安全避難については,氾濫開始後30分以内に成人男性が自力避難できない施設が3箇所存在することが明らかとなった.
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