令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

津波・高波(1)

座長:菊 雅美(岐阜工業高等専門学校)

[II-71] 津波漂流物衝突時の付加質量に関する一考察

織田 幸伸1、本田 隆英1、橋本 貴之1 (1.大成建設)

キーワード:津波漂流物、衝突力、付加質量、質量係数、動水圧、境界要素法

津波漂流物の衝突力評価では,付加質量を考慮する必要がある.浮体の付加質量については既に多くの実験や解析による検討結果があるが,これらは主に解放領域に浮体単体が水平に浮遊している状態を対象としている.一方漂流物が衝突する際,付加質量は,壁や底面,また衝突する際の傾きの影響を受けていると考えられる.そこで本研究では,漂流物衝突時の加速度に基づいた境界要素法解析により,付加質量について検討した.解析結果から,壁と底面が近接していることが見掛けの付加質量を大きくし,壁面の変形モードがそれに影響していること,また,壁面に対し水平に衝突する場合に最も付加質量が大きくなることなどを明らかとした.

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