[II-233] ETC2.0を用いた洪水氾濫時の車両通行状況把握の試み
キーワード:車両通行情報、ETC2.0、洪水氾濫、鬼怒川、小田川
近年全国各地で異常豪雨に伴う洪水氾濫が発生している.しかし水害発生時に,いつ・どこで洪水が発生し,洪水氾濫が数時間先にどのように推移しているのか把握する手法はほぼ皆無である.そこで本研究ではETC2.0による車両通行情報に関する交通センシング技術に基づくリアルタイム洪水氾濫状況のセンシング技術の開発することを目的とする.2015年鬼怒川洪水事例を始めとする実洪水氾濫時の車両通行状況と氾濫シミュレーション結果を比較したところ,浸水域において,車両通行量が減少していた.また,氾濫域の主要道路を対象に無次元車両通行量(洪水時と平常時の交通量の比)を算出し,その有効性を示した.
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