令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

流砂,土石流

座長:内田 龍彦(広島大学)

[II-185] 掃流砂として輸送される砂礫の作用による粘土河床上の混合層の形成プロセス

藤浦 望誇1、石原 駿1、吉川 文崇1、狩野 莉子1、関根 正人1 (1.早稲田大学)

キーワード:粘土河床、浸食、掃流砂の移動、河床変動、混合層

日本の河川では河床低下による粘土層の露出が問題視されており,このような河川の維持管理を行う上で,砂礫河床化することが望ましく,これを実現させる対策が検討されている.そこで本研究では,砂礫が掃流砂として輸送されてくる条件下で粘土河床上に生じる「砂礫と粘土からなる混合層」の形成プロセスを明らかにすることを目的として実験的研究を行った.その結果,掃流砂の作用による粘土河床の浸食促進・抑制の効果ならびに,粘土河床に砂礫が入り込み「混合層」が形成・発達していくプロセスについて明らかにした.河床表面に砂のみからなる層が形成され,粘土河床が砂礫河床化するプロセスについての検討は今後の課題である.

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