[II-187] 大礫の間隙に位置する砂礫の移動に及ぼす遮蔽効果
キーワード:遮蔽効果、静的平衡状態、掃流砂、浮遊砂、大礫
本研究では,粒度幅が極端に広く,大礫や岩盤が露出した河床を対象に実験を行い,大礫の間隙内の表面に存在する掃流砂礫が及ぼす遮蔽効果について検討を行った.河床を構成する粒子は移動形態により,移動しない大礫,掃流砂として移動する砂礫,浮遊砂として移動する細砂・シルトの三つに分類される.これらをL粒子,M粒子,S粒子と呼び,それぞれの粒径を単一または複数の値に代表させて実験を行った.本論文では,移動する材料の粒径を二種類とした実験を行うことで,M粒子による遮蔽効果の評価を試みた.実験結果より掃流砂礫の遮蔽効果について,その露出の度合いと粒子の粒径の比をパラメータとした関数で表されることを報告した.
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