令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

河川工学

座長:片岡 智哉(東京理科大学)

[II-235] 補強土工法表面材の耐衝撃性に関する実験的検討(その4)

長沼 明彦1、武藤 裕久1、神谷 隆1、萩野谷 学1、大野 友則2 (1.矢作建設工業、2.大野防衛工学研究所)

キーワード:衝突実験、地山補強土工法、損傷度

河川護岸への適用性検証の一環として,地山補強土工法の表面材であるプレキャストパネルの耐衝撃性を,河川漂流物の衝突を想定した繰返し衝突実験による損傷で評価した。その結果,標準的な護岸工法に用いられている無筋コンクリートのブロック積試験体は繰返し衝突載荷によって背面土砂の吸い出しに繋がるような有害なひび割れが生じるのに対して,プレキャストパネル試験体は初期段階においては微細なひび割れは生じるものの,その後の繰返し衝突載荷によってひび割れが大きく発達しないことが確認できた。それは,鉄筋比が大きいほど,裏込めコンクリートを有するほど効果的である。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン