令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

河川工学

座長:片岡 智哉(東京理科大学)

[II-238] 実氷の枚数と形状が堰周辺のアイスジャム現象に与える影響

山田 隆司1、吉川 泰弘1、小池 太郎1 (1.北見工業大学)

キーワード:寒冷地河川、アイスジャム、堰

寒冷地河川では,河氷が下流へと流れ河道内で堆積することによりアイスジャムが発生し,水位が急激に上昇して災害が発生する.本研究では,アイスジャム発生箇所の内,堰周辺によるアイスジャム現象を対象として,実際の氷を用いて,限界水深よりも氷厚が薄い条件において氷の枚数が異なる実験と氷の体積が同一で氷の形状が異なる実験を実施した.実氷枚数が多いほど,水深は上昇し実氷の到達速度が速くなり氷塊の氷厚が厚くなる.実氷最大速度はある枚数までは速くなるが,さらに枚数が多くなると遅くなる.氷体積が同一の場合,水深の上昇量は同一になるがアイスジャムの発生と非発生については実氷の形状の影響が大きい.

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