令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

河川工学

座長:片岡 智哉(東京理科大学)

[II-240] 神戸川における直線河道に設置した石組帯工による流況改善

安田 陽一1 (1.日本大学理工学部)

キーワード:直線河道、石組み、帯工、流況改善、洪水制御と水生生物の保全とのバランス

国内の中小河川の多くが,両岸に護岸を設置した単断面河道として改修されており,自然河道に比べて幅水深比が小さく整備された結果として,河床の平坦化や河床低下が進行した河川が多く確認されている.ここでは,島根県神戸川において直線河道になった河川を対象に,治水主体に河道を直線化された箇所の改善の可能性が蛇行河川の復元以外には,選択肢がなく,水生生物の棲息環境とのバランスが困難とされていた状態において巨礫を用いた石組み帯工を設置したことによって棲息環境・産卵環境・避難環境の復元を可能とした.今後,石組み帯工の安定性および棲息状況の経過観察をする.

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