[II-242] 急流河川における霞堤の治水機能及び周辺の土砂動態に関する数値解析
キーワード:霞堤、土砂動態、鬼怒川、急流河川、洪水氾濫
2019年9月の台風19号では広域かつ同時多発的に河川の氾濫と土石流を発生させた。本研究では、豪雨災害は毎年のように頻発し、被害が甚大化していることを受けて栃木県の鬼怒川に現存している霞堤の治水機能を評価することに加え、新規的に周辺の土砂動態を定常流平面2次元数値解析により求める。霞堤の機能としては、洪水遊水及び氾濫戻しの2つを検討するものとした。解析結果より鬼怒川では洪水遊水の機能が発揮されないことが確認された。また堤防が破堤したことを想定した際は、堤内地へ氾濫した流れが流下経路の途中の盛土に阻まれ大きく堤内地側へ広がり土砂が広範囲で堆積する様子が確認された。
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