令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

津波・高波(1)

座長:菊 雅美(岐阜工業高等専門学校)

[II-74] 簡易越波対策工の数値シミュレーションに関する基礎的検討

中谷 和博1、山城 賢1、児玉 充由1、原 知聡2、AIN NATASHA BALQIS2、倉原 義之介2、武田 将英2 (1.九州大学、2.(株)東亜建設工業)

キーワード:簡易越波対策工、機構モデル、数値シミュレーション

近年,地球温暖化に伴う海面上昇や台風の強化により越波被害が増大する可能性がある.著書らは円柱型の構造物を2本の係留索で既存の護岸に吊り下げる越波対策工を提案しており,数値シミュレーションにより越波低減効果を評価できることを確認したが,当時の数値シミュレーションでは係留索を再現できず,対策工を固定した簡易な条件での計算であった.本研究ではDualSPHysicsとProject chronoを用いて剛体とヒンジを組み合わせ,数値シミュレーションのパラメーターを適切な値にすることで係留索を再現することが出来,著書らが提案している簡易越波対策工の挙動を再現が可能であることを示した.

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