津波・高波(1)

[II-80] 浜岡原子力発電所海洋レーダの観測性能高度化に関する検討

〇横洲 弘武¹、橋詰 正広¹、渡邊 紗代² (1.中部電力（株）、2.国際航業（株）)

キーワード：津波予測、海洋レーダ、S/N比

中部電力㈱浜岡原子力発電所では、津波を監視するため津波監視海洋レーダを設置しているが、通常の海洋レーダより観測時間が1分と短く観測ノイズの影響が大きい。精度の高い津波予測を行うためには精度の高い観測値が必要となるため、前研究において、独自の流速計算アルゴリズムについて検討を行い、計算条件を決定した。今回、その手法で得られる流速値と現行システムで得られる流速値との比較検証により流速値の妥当性を確認した。また観測ノイズは海象や季節的（時間的）な影響が考えられるため、浜岡原子力発電所での観測データを用いて海洋レーダのノイズ特性について分析を行った。