令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

河川・水理構造物(2)

座長:竹村 吉晴(中央大学研究開発機構)

[II-14] 橋梁への流木捕捉現象に関する3Dプリント流木模型を導入した水理実験の試み

〇矢藤 壮真1 (1.九州大学)

キーワード:流木、水理実験、3Dプリンター

豪雨災害で発生する流木の橋梁での捕捉に関して,桁橋を対象とした射流条件での流木捕捉実験を行うことにより,過去に示された流木捕捉率の評価式中の定数kに関する知見を得ること,及び流木形状を考慮するために3Dプリンターを導入した場合の従来の木材模型と3Dプリント模型との材質による捕捉率の違いや枝の有無による捕捉率の違いを検討した.その結果,定数kは既往研究で用いられた値の妥当性が確認できた.さらに,流木模型の材質による捕捉率に違いが生じ,材質の検討の必要性が示唆された.そして枝の有無による捕捉率にも違いが生じたため,今後,流木模型を用いた水理実験では流木形状も議論しなければならないと考えられる.

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