令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

河川・水理構造物(2)

座長:竹村 吉晴(中央大学研究開発機構)

[II-15] 床固め工群における潜り込み流れと水面に沿う流れの境界に関する実験的検討

〇宮川 拓也1、安田 陽一2 (1.日本大学大学院理工学研究科、2.日本大学理工学部)

キーワード:床固工群、下流水深、水面に沿う流れ、潜り込み流れ、突起

従来の床止め工の設計では, 下流側護床工が破壊されている事例が多くあり,その原因の一つとして床止め工から越流する流れが,潜り込むように流入されることが挙げられる.ここでは,床固工群を対象に,潜り込み流れから水面に沿った流れとの境界が床固間の落差にどのように影響するのか検討を行った.連続床固の一部を段落ち部と仮定し,境界となる相対下流水深を推定すると,床固工間の落差高によってその境界が得られにくいことが分かった.また,床固工の両側に突起(袖)を設置すると,下流水位がより堰上がり,中央に流れが集まることから,潜り込む流れから水面に沿った流れが形成されやすくなることを示した.

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