令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

温暖化・リスク

座長:山口 弘誠(京都大学)

[II-57] 地震・洪水の耐複合災害性評価のための河川堤防の地震応答シミュレーションの検証

上野 瑞樹2、二瓶 泰雄1、菊池 喜昭1 (1.東京理科大学理工学部土木工学科、2.東京理科大学大学院理工学研究科土木工学専攻)

キーワード:洪水、堤防、地震、複合災害、地震応答シミュレーション

近年,地震・洪水・津波といった様々な形態の大規模災害発生の増加し多くの堤防が被災するなかで,これらが同時または同時期に発生する複合災害の発生リスクも増加している.本研究では地震・洪水の複合災害の発生を想定し,その際に耐越流性低下の要因となる耐震性について検討を行うため,これまで行ってきた室内実験を対象として地震時動的応答シミュレーションを行い,その有効性について検討した.結果として,モデルパラメータのチューニングによって,変形の概形や最終的な天端沈下量に関しては概ね再現することが可能であるほか,被覆工厚さの違いによる沈下量の差も定量的に評価できており,本解析の一定の有効性を検証できた.

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