令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

水文学・水資源

座長:田村 隆雄

[II-68] 浸水想定区域図(想定最大)を用いた企業の洪水浸水リスク評価

奥野 佑太1、手計 太一2、呉 修一2、九里 徳泰3 (1.富山県立大学大学院、2.富山県立大学大学院准教授、3.相模女子大学教授)

キーワード:事業継続計画、水害BCP、富山市、神通川、常願寺川

本研究の目的は,水害版BCP策定補助のための基礎研究としての,富山市中心部とその周辺地域に位置する企業の想定最大規模降雨時における洪水浸水リスクの評価である.洪水浸水想定は国土交通省が公開するとやまの洪水浸水想定区域図と最大流速想定図を使用,企業情報はe-Statの全産業事業所数,北陸三県会社要覧2019とエラベル2021北陸版を使用した.データごとに空間解像度が異なるため全データセットを4次メッシュに統一化した.評価の結果,浸水リスクランクにおける企業,事業所数は各企業情報で概ね同様の分布で,マクロ的,ミクロ的な応用が可能であると考えられる.売上高で推算すると極めて甚大な被害額が評価できた.

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