令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

管路・氾濫流と水理計測

座長:椿 涼太(名古屋大学工学研究科)

[II-36] 高速演算性と高精度性を両立した浸水域予測のための地形適合セルの機械的な生成法

〇佐々木 靖幸1、諸岡 良優2、安田 浩保3 (1.新潟大学大学院自然科学研究科、2.中央大学大学院理工学研究科(現 国立研究開発法人土木研究所)、3.新潟大学災害・復興科学研究所)

キーワード:氾濫解析、地形適合セル、GIS、OpenStreetMap

河川と都市の一体的計画の実現に向けて,都市部の複雑な地形形状を柔軟に表現可能な地形適合セル法の普及が求められる.しかし,地形適合セルの生成は極めて煩雑な処理であるため普及は滞っている.本研究では,まず,道路網データから,解析領域全体をなるべくセル面積が均一となるいわば歪曲した矩形もしくは矩形に近い多角形セルを機械的に生成する方法を開発した.
つぎに,機械的に生成した地形適合セルを用いた水理計算を実施し,1)セル面積の均一化を実施しないと浸水域の拡大速度を正確に算定できない,2)道路網から生成した接点数の削減処理は地形適合セルの特徴である高速演算性に大きく寄与することを明らかにした.

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