令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第II部門

管路・氾濫流と水理計測

座長:椿 涼太(名古屋大学工学研究科)

[II-37] 礫間流れによる逆サイフォンを利用した分水流量制御方法の提案

〇福沢 一輝1、安田 陽一2 (1.日本大学大学院理工学研究科、2.日本大学理工学部)

キーワード:礫間流れ、石組み、逆サイフォン、流況制御、流量分配比

雨水対策として主要水路の流量を分水する方法として,石組み箇所から逆サイフォンを利用した分水方法を提案した.浮遊物の蓄積対策として主要水路底部に石組みを行い,掃流力が大きくなる適切な設置勾配について実験的に示した.その結果,底面流速が大きくなる勾配は1/8前後であることを示した.また、分水能力について,礫間の流れによって分水流量調整池での水面変動は小さくなり,主要水路の流量規模が増加すると共に主要水路と分水流量調整池の水位差が大きくなり,流量分配比は減少傾向になることを示した.なお,分水流量調整池堰高さを調整することによって分水流量の制御が可能であることを示した.

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