斜面(1)

[III-03] エネルギーNewmark法による斜面地震時安定性と滑り変位量の統一的評価 その１：正弦波入力による計算

〇國生 剛治¹、森 二郎²、水原 道法²、方 火浪³ (1.中央大学（名誉教授）、2.西日本技術開発、3.浙江大学)

キーワード：地震波動エネルギー、Newmark法、無限長斜面、重力エネルギー、摩擦角

筆者らは斜面崩壊を支配するエネルギーと地震波動エネルギーの分析を通じて，エネルギーバランスに基づき地震時大規模斜面崩壊の評価法を提案してきた。さらにこのエネルギー的評価法を人工盛土などの小規模崩壊へ適用するためNewmark斜面モデルと地震波動伝播を組み合わせた解析により地震エネルギーから滑りの有無と滑る場合の変位量を1回の計算で統一的に算出できる「エネルギーNewmark法」を提案した。ここでは前報のモデルに改良を加え，正弦波入力に対し前報より精度の高い解析を行った結果について報告する。