斜面(1)

[III-04] エネルギーNewmark法による斜面地震時安定性と滑り変位量の統一的評価　その２：地震波入力による計算

〇森 二郎¹、國生 剛治²、水原 道法¹、方 火浪³ (1.西日本技術開発株式会社、2.中央大学(名誉教授)、3.浙江大学)

キーワード：地震波動エネルギー、Newmark 法、無限長斜面、重力エネルギー、摩擦角

筆者らはNewmark斜面モデルと地震波動伝播を組み合わせた解析により地震エネルギーから滑りの有無と滑る場合の変位量を統一的に評価できる「エネルギーNewmark法」を提案した。ここでは前報「エネルギーNewmark法による斜面地震時安定性と滑り変位量の統一的評価　その１：正弦波入力による計算」に引き続き，同じ無限長斜面モデルに多岐にわたる観測地震波を加え，Newmarkβ法で計算した結果を示す。さらに正弦波に対する応答と地震波特性との対比を行い，設計法への反映を図る。