令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

試験法・調査法(1)

座長:久保 裕一(中部土質試験協同組合)

[III-42] 地盤表層の風化領域把握を目的とした小型弾性波速度検層の開発

藤原 将真1、高柳 剛1、児島 達也1、進藤 義勝1、窪塚 大輔2、山梨 太郎2、山内 政也3 (1.公益財団法人鉄道総合技術研究所、2.日特建設株式会社、3.応用地質株式会社)

キーワード:速度検層、物理探査、のり面

近年,吹付モルタル・コンクリート工が施工されている切土のり面において経年劣化に伴う変状・崩壊が発生しており,維持管理の課題となっている.のり面工が施工された切土のり面の健全性評価では背面地盤の風化領域とその程度を把握することが重要であり,簡易かつ低コストでそれらを評価する検査手法の開発が求められている.岩の風化程度を表す指標として弾性波速度が広く用いられており,硬質な斜面に対しては簡易な物理探査による検査が適用可能と思われる.そこで筆者らは現行の P 波速度検層を基に地盤の表層 数m深を対象とした簡易で小型の P 波検層の開発を試みた.その結果,現地地盤にて再現性のある概ね良好な結果を得ることができた.

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