Japan Society of Civil Engineers 2020 Annual Meeting

Presentation information

第III部門

トンネル(3)

Chair:Takeshi Kato

[III-102] Experimental study on behavior of tunnel structure by widening excavation

〇Koshi Inoue1, Shinji Isago2, Atsushi Kusaka3 (1.Tokyo Metropolitan Graduate School, 2.Tokyo Metropolitan University, 3.Public Works Research Institute)

Keywords:tunnel, widening excavation, model experiment, design of the support structure, loose area

近年,既設トンネルの断面を拡幅する必要性が高まっている.しかし,現状での拡幅時の設計方法や施工方法は特に定められた手法がなく,より合理的な拡幅時の設計法等の確立が求められている.以上の背景を踏まえ,本研究では,既設トンネルを拡幅する際に必要となる支保構造の考え方を明確化することを目標とし,拡幅掘削時におけるトンネル構造の基本的な挙動を把握するために模型実験を行った.その結果,本研究では拡幅掘削によるトンネル構造の挙動を把握でき,既設トンネルのゆるみ領域内を掘削する場合の拡幅トンネルの支保の設計は,拡幅側のトンネルの標準支保パターンを使用することで構造上の問題は少ないことを明らかにした.

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