令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

数値解析(1)

座長:中井 健太郎(名古屋大学)

[III-134] Cam-clay modelを用いた有限変形解析における体積ロッキング現象の回避に関する検討

窪田 友也1、山田 正太郎1、京谷 孝史1、松原 成志朗1 (1.東北大学)

キーワード:弾塑性乗算分解、有限変形解析、体積ロッキング現象

変形勾配の弾塑性乗算分解に基づくCam-clay modelを搭載した有限変形解析コードを開発した.山川らに倣いReturn-mappingアルゴリズムを用いた陰的応力更新法を構築するとともに,それに整合する接線係数を導出し,適用した.本稿ではこのコードを用いて解析を行う.また,Cam-clay modelは弾性的にも塑性的にも体積変化を生じうるモデルであるが,限界状態近傍ではほぼ非圧縮性を示すために体積ロッキング現象が生じうることを示す.さらに,この現象を回避するのにF-bar法が有効であることも示す.

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