[III-136] 二相系定式化の違いが間隙率の異なる飽和互層地盤の地震時挙動に及ぼす影響
キーワード:u-U定式化、u-w定式化、間隙率、周波数、透水係数、有限要素法
二相系定式化にはu-U定式化とu-w定式化があり,地盤が均質な場合,両定式化による地震時挙動は一致する。しかし,実地盤は種々の地層が堆積しており,このような不均質な地盤に対して定式化の影響を具体的に検討した事例は見当たらない。本検討では,間隙率が互層状に分布する1次元弾性FEMモデルでu-U定式化とu-w定式化による数値実験を行い,定式化の違いが飽和地盤の地震時挙動に及ぼす影響を調べた。
その結果,両定式化による挙動の誤差は,地層間の間隙率の差が大きいほど高周波数でかつ高透水性の領域で顕著になることが分かった。要因としては地層境界面で流速と間隙水圧がu-U定式化で不連続になることが挙げられる。
その結果,両定式化による挙動の誤差は,地層間の間隙率の差が大きいほど高周波数でかつ高透水性の領域で顕著になることが分かった。要因としては地層境界面で流速と間隙水圧がu-U定式化で不連続になることが挙げられる。
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン