令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

試験法・調査法(1)

座長:久保 裕一(中部土質試験協同組合)

[III-44] 小型コーンを加えたバイブロコーンの開発

上野 俊幸1、新清 晃1、小野 哲治1、大藪 剛士1、田中 悠暉1 (1.応用地質)

キーワード:動的コーン貫入試験、機動性、新たな調査手法

地盤の緩み領域を把握する新たな動的コーン貫入試験として,バイブロコーン(VC)を開発した。VCは,質量約24kgのバイブロハンマによる打撃エネルギーで先端コーンを地中に連続貫入する試験装置で,先端コーンに内蔵したロードセルで地盤の抵抗値を測定できる。噴砂等のパイピングが発生した3河川を対象にVCを実施し,細かな地盤抵抗値のサンプリングによって局所的な堤防の緩みを捉えられた。また,貫入力の増大を目的に小型コーンも開発した。同様の地盤条件で実施したVCとラムサウンディングを対比し,VCで得た動的先端コーン抵抗及び貫入量1cm当たりのデータ数と,ラムサウンディングで得たNd値の相関式を算出した。

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