令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

斜面(4)

座長:重村 智(日本大学)

[III-31] 実効雨量による盛土内浸透水排除工の評価の一例

〇平井 健太1、川波 敏博1、秦 二朗1、村上 豊和2 (1.西日本高速道路エンジニアリング中国、2.高速道路総合技術研究所)

キーワード:実効雨量、地下水位、浸透水排除工

西日本高速道路㈱が管理する盛土は,供用から30年以上が経過しているものも多く,劣化等が顕在化している.また,近年の短時間異常降雨は増加傾向にあり,災害発生リスクが高まっているといえる.このような状況の中で,盛土を常に安定な状態に保ち,災害を未然に防ぐため,盛土内浸透水排除工による対策が標準的な工法として行われている.盛土の安定性には,地下水低下が大きく影響を与えるため,施工前後の地下水位データに基づく排除効果の確認が必要である.本論は,盛土の水位観測データ及び実効雨量を用いて,浸透水排除工の効果に関する評価を行った一例である.

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