[III-73] 密な砂の液状化強度や損失エネルギーに及ぼす大小異なる載荷履歴の影響
キーワード:前震・本震、載荷履歴、液状化強度、損失エネルギー
2016年熊本地震の特徴として、前震と本震共に強い強震動であった。九州自動車道では、高速道路盛土の路面の亀裂やうねり等の被害が発生した。高速道路盛土は、施工管理基準に則り締固め度が高い状態にあるが前震・本震ともに強い地震動を受けたので、前震で剛性が低下したところに本震を受けた可能性もある。本研究では、豊浦砂を用いた密な供試体に対し、大小異なる載荷履歴を受けた際の液状化強度の変化や液状化に至るまでのエネルギー特性を考察した。その結果、大小異なる載荷履歴を受けた密な砂の液状化強度は、載荷履歴の大きさによって液状化特性に変化が生じ、累積損失エネルギーによりその違いを定量的に評価できることを確認した。
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