令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

土の動的性質

座長:三上 武子(基礎地盤コンサルタンツ株式会社)

[III-75] シルト分が卓越した疑似粘性土の単調ならびに繰返し載荷時の力学挙動

〇藤田 薫1、小高 猛司1、久保 裕一2、李 圭太3 (1.名城大学、2.中部土質試験協同組合、3.日本工営)

キーワード:疑似粘性土、骨格構造、せん断強度

骨格構造の概念を持たない一般的な土質力学では,土のせん断強さは間隙比によって決まると考えるのが通常である。著者らは,供試体作製時の含水比を変化させることで,同じ粒度,密度であっても骨格構造が異なる細粒分含有砂質土供試体を作製し,たとえ間隙比が同じでも力学挙動が大きく異なることを示してきた。一方,近年は細粒分含有率が高く工学的分類上は粘性土とされ,一見せん断強度が大きい堤防土においても,降雨や洪水による大規模な法すべり等の被災事例が報告されている。そこで,本報では細粒分含有率が50%(一部80%)の疑似粘性土供試体を用いて,単調載荷ならびに繰返し載荷で三軸試験を実施した結果を示す。

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