令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

トンネル(4)

座長:窪島 光志(川崎地質)

[III-105] 光ファイバによるトンネル支保の応力計測に関する室内検討

黒川 紗季1、岡田 侑子1、小泉 悠1、今井 道男1、川端 淳一1、升元 一彦1 (1.鹿島建設)

キーワード:分布型光ファイバひずみ計測、支保応力測定、吹付けコンクリート

山岳トンネルの施工において,吹付けコンクリートの応力測定は,掘削作業を中断する手間やコストから,現状十分な頻度での計測が行われていない.さらに従来の測定方法は,有効応力計を複数用いた多点計測であり,局所的な応力が発生した場合に,その最大値を計測し損ねてしまうことが懸念される.そこで筆者らは,分布的なひずみ計測が可能な光ファイバーに着目し,光ファイバーを用いた新たな吹付けコンクリート応力計測技術の開発に着手した.本稿では,室内試験の結果から,課題のひとつであった光ケーブルのコンクリートひずみへの追従性が良好で,適切なひずみ分布が得られたことを報告する.

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