令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

数値解析(2)

座長:石井 裕泰(大成建設)

[III-140] 個別要素法を用いた重力式係船岸増深工法の解析的検討

五十嵐 大騎1、三枝 弘幸1、和田 眞郷2、合田 和哉2、小笠原 哲也3 (1.東亜建設工業、2.東洋建設、3.五洋建設)

キーワード:個別要素法、捨石、注入工(グラウト工)

近年の国際的動向である船舶大型化に伴い,既設重力式係船岸の増深検討事例が増加している.この背景の中,捨石マウンドの一部を固化し,改良体を構築することで,法線位置を変更せずに増深が可能となる工法(以下,増深工法)が水谷らによって開発された.これまで実用化に向けた多くの検討が行われており,設計面に関しては改良体を剛体と見なした場合での解析が実施されている.著者らは,個別要素法(Discrete Element Method)を用いて改良体を粒状体と見なした場合の解析を行い,増深工法の改良効果を検証したので,その結果を報告する.

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