[III-203] 溶液型注入材料を対象としたpH調整型作液システムの開発
キーワード:地盤改良、薬液注入、作液実験、計測・記録、リアルタイム表示、作液自動化
薬液注入工法は,既設構造物周辺で施工可能な地盤改良工法として,液状化対策や止水対策に広く用いられる技術である.本工法で良好な改良効果を確保するためには,注入作業に並んで作液作業においても適切な管理が求められる。このような背景を踏まえ,薬液性能の指標となるpH管理を重視した作液プラントを開発した。開発した作液プラントは,作液過程の構成材料投入量と薬液pHの計測・記録・表示機能を備えるほか,あらかじめ設定したpH・投入量の指定値に応じた送液ポンプ流量の自動切替・停止が可能である。本報では,実機を用いた作液実験の結果を示し,これら機能の実用性を検証した結果を報告する。
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