令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤改良(1)

座長:中島 典昭(国土開発工業株式会社)

[III-208] 水ガラスを用いた高強度溶液型地盤注入材の基本性状

佐々木 崇1、齋藤 誠1、伊藤 弘樹1、松山 雄司2、笹原 茂生2 (1.デンカ株式会社、2.富士化学株式会社)

キーワード:水ガラス、溶液、地盤注入材、補強

軟弱地盤の補強に用いる地盤注入材は,大きく薬液系と非薬液系に分類される.一般に非薬液系は砂質土への浸透性が低いなどの難点を有する.薬液系の一つである高分子系は汎用性が低い.また,薬液系の水ガラス系注入材は,固化時間を任意に変更できる一方,早期強度や耐久性が低く,セメントなどの併用が必要な場合がある.よって,固化時間の調整が可能で,環境負荷の高い成分を含まない水ガラス系の薬液において,強度や耐久性が高く,幅広い用途で使用できる注入材が求められる.そこで,特殊水ガラスと特殊有機硬化剤の溶液を用い,ゲル化時間,改良体の一軸圧縮強さ,耐久性について基本性状を確認したので,報告する.

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