[III-210] 浸透および地震に対する既設盛土の安定化に関する遠心模型実験
キーワード:遠心模型実験、堤体盛土、地震、豪雨
近年,河川堤防やため池において地震や豪雨などの自然災害による被害が増えている.2016年に発生した熊本地震では,本震前後の降雨が被害を増幅させた要因の一つとして指摘されており,地震と豪雨・洪水の両者を考慮した合理的な対策工の必要性も高まりつつある.このような背景から,堤体盛土を対象としたこれらの災害への対策として,止水性および透水性地盤改良体の組合せによる補強工法の効果について,遠心模型実験により検討を行った.その結果,浸透後に地震を受けた場合は,堤体天端の沈下量を約20%低減できることが確認でき,地震後に浸透を受けた場合は,パイピングや浸透破壊を防止できることが確認できた.
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