[III-211] 薬液注入地盤のカルシウム含有量測定方法の検討
キーワード:カルシウム含有量、薬液注入、ケイ酸ゾル
酸性ケイ酸ゾル系薬液注入材は薬液注入工事において幅広く用いられているが、酸性ケイ酸ゾルは余剰酸を含むため、炭酸カルシウム含有物が存在すると炭酸ガスを生成して改良効果が得られないことがある。また、地盤中に炭酸カルシウムや、セメント改良地盤のように多量の水酸化カルシウム分が含有すると、薬液が瞬時にゲル化してしまい、薬液の浸透が阻害される。上記のような現象を事前に把握するために、薬液注入地盤のカルシウム含有量試験が事前調査時に行われる場合がある。本件では、試料中のカルシウムを溶出させて、溶出液のカルシウム濃度を測定する手法において、溶出方法の相違によるカルシウム含有量数値の相違について検討した。
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン