令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

トンネル(5)

座長:青野 泰久(清水建設株式会社)

[III-223] 岩盤の初期応力測定における計測孔壁の挙動予測解析について

池田 奈央1、村山 秀幸1、新井 智之1、片岡 嵩弥2、児玉 淳一2、福田 大祐2 (1.株式会社フジタ 技術センター、2.北海道大学)

キーワード:山岳トンネル、初期応力測定、孔径変化法、FEM、予測解析

トンネル掘削時や供用後に発生する変状の対策として,従来からFEM解析を用いた設計が行われており,入力する初期応力によって結果が大きく異なることが知られている.入力値を決定する手段の一つとして,岩盤の初期応力測定が考えられる.筆者らは特に孔径変化法に注目して検討を進めている.孔径変化法とは,応力の作用している岩盤から岩石を切り離す応力解放過程で生じる計測孔の変位を測定し,その値から岩盤応力を測定する方法である.本報告では,孔径変化法での応力測定をモデル化したFEM解析を行い,現場計測で得られる孔壁の変位挙動を予測すると共に,測定装置に必要な精度を検証した.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン