令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

締固め(1)

座長:酒井 崇之(名古屋大学大学院)

[III-241] 表層部の密実性に着目したコンクリート締固め判断指標の検討

稲田 晃大1、陽田 修1 (1.長岡工業高等専門学校)

キーワード:ブリーディング、再振動締固め、密実性、表層品質

再振動締固め作業を行うタイミングに関して明確な見解は少ない現状にある。そこで本研究は、ブリーディング終了時までにコンクリートの密実性を向上させるタイミングがあると仮定し、適切な再振動のタイミングをブリーディング水発生量の変化から検討を行ったものである。再振動のタイミングを変えることで、再振動時におけるブリーディング水の増加量が変化する傾向が見られ、本研究の条件において、ブリーディングが終了するまでにコンクリートの密実性を向上させるタイミングが存在すると思われた。今後は異なる試験体寸法、配合、打ち込み時の気温などにおいても同様の傾向が見られるか検討が必要である。

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