[III-195] スパイラル筋を持つグランドアンカーの引抜き評価(その1)― 試験概要および試験結果(DH級地盤) ―
キーワード:グランドアンカー、周面摩擦力、付着力
アンカー体部をスパイラル筋で補強した摩擦-引張り型のアンカーについて,スパイラル筋の無いものと併せて引抜き試験を行い,性能を評価した。
スパイラル筋の効果はテンドンとグラウト間の付着強度の向上にあると考えられることから,試験ではアンカー体外周部のグラウトに地中伸縮計を設置し,破壊形態を判定できるよう工夫した。
試験の結果,DH級の地盤では周面摩擦抵抗が比較的大きいため,アンカーを引抜く際に発生する付着応力度も大きくなり,スパイラル筋が無い場合は412kNで付着切れが発生したが,スパイラル筋がある場合は付着切れが発生せずに830kNで摩擦切れが発生し,極限引抜き力は約2倍となった。
スパイラル筋の効果はテンドンとグラウト間の付着強度の向上にあると考えられることから,試験ではアンカー体外周部のグラウトに地中伸縮計を設置し,破壊形態を判定できるよう工夫した。
試験の結果,DH級の地盤では周面摩擦抵抗が比較的大きいため,アンカーを引抜く際に発生する付着応力度も大きくなり,スパイラル筋が無い場合は412kNで付着切れが発生したが,スパイラル筋がある場合は付着切れが発生せずに830kNで摩擦切れが発生し,極限引抜き力は約2倍となった。
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