令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

斜面(6)

座長:原 勝宏(川崎地質株式会社)

[III-199] 地山補強土工法の補強効果に関する遠心場傾斜せん断実験

〇佐野 和弥1、木村 快1、伊藤 和也1、田中 剛1、末政 直晃1、岩佐 直人2、石垣 拓也2、國領 ひろし2 (1.東京都市大学、2.日鉄建材株式会社)

キーワード:地山補強土工法、遠心場傾斜土槽実験、μ 値

地山補強土工法に必要なμ値は過小評価されており,過剰に補強材が使用されることがある.本研究は,地山補強土工法の,鉄筋挿入などの補強効果の確認に加えて法面工のμ値算出が可能な実験システムの構築を目的とした。本報告では支圧板による補強効果の確認とμ値算出のために,無補強,補強材,補強材+支圧板の3ケースについてせん断土槽を遠心模型実験装置内で傾斜させて自重で滑り崩壊させる装置(遠心場傾斜せん断装置)を用いた遠心場傾斜せん断実験を行った.その結果支圧板を使用することによって補強材のみに比べ約2mmのせん断が抑制された.また補強材下端部に設置したロードセルの値からμ値を算出する事が出来た.

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