[III-216] 分散剤と遅延剤を併用したセメント系固化材スラリーに関する基礎的検討
キーワード:固化材、スラリー、分散剤、遅延剤、BET比表面積
近年地盤改良において、改良土の高強度化や建設発生土量削減の観点から、低い水固化材比(低W/C)のセメント系固化材スラリーを用いた地盤改良を行うケースが増加している。本検討では低W/Cスラリーにおける流動性改善に関する基礎的な知見を得ることを目的に、分散剤と遅延剤を併用した際の物性を確認し、水和の進行の観点から分散剤と遅延剤の相性について検討を行った。その結果、混和剤の組合わせによって、より高い流動性を付与できる可能性もある一方で、各剤の作用が相殺して水和や物性発現へ影響する可能性があり、使用には十分な注意が必要であると考えられた。
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