令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

地盤改良(2)

座長:木下 洋樹(株式会社不動テトラ)

[III-219] 軟弱地盤の固化改良工法による圧密沈下対策工の強度確認調査

北島 明1、福島 伸二1、伏見 大樹1、脇屋 正博1 (1.(株)フジタ)

キーワード:軟弱地盤、地盤改良、強度

軟弱地盤上に用地盛土を造成した工事において,最大層厚12~13m,表層部に約2~3mの有機質土層を含み,通常の圧密沈下対策では大きな一次圧密沈下とその後に生じる二次圧密沈下に対する定期的な維持管理が必要となるので,これを避けるために圧密沈下の確実な防止を目的に固化改良工法を採用した。固化改良工は盛土を固化床版上に載せ,その床版を固化杭で支持する構造とした。本稿は軟弱地盤の固化改良工の強度確認のために,固化改良部からオールコアリングにより採取したコア試料を所定の長さに切断してから整形した供試体の一軸圧縮試験を実施して,強度の深さ方向の分布を調べた結果を報告するものである。

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