令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

トンネル(6)

座長:清木 隆文(宇都宮大学)

[III-231] 山岳トンネルにおけるプレキャスト覆工の耐荷力に関する数値解析的検討

井野 裕輝1、真下 英人1、鹿島 竜之介2、夏目 岳洋3 (1.(一社)日本建設機械施工協会施工技術総合研究所、2.清水建設(株)、3.(株)IHI建材工業)

キーワード:山岳トンネル、プレキャスト

山岳トンネルにおける生産性向上を目的に分割型プレキャスト覆工(以下,PCa覆工)の開発を行っている.トンネルの覆工に新たな構造を採用するに当たっては,耐荷力などについて従来の覆工と同等以上の性能を確保することが必要なため,開発したPCa覆工が有する耐荷力に関して数値解析による検討を行った.結果,次のことが明らかになった.解析を行った条件の範囲内においてはPCa覆工は従来覆工と同等以上の耐荷力を有する.継手部の回転ばね定数がPCa覆工の耐荷力に与える影響は小さい.耐荷力を最初に断面破壊が生じた荷重で評価した場合,線形解析は非線形解析とほぼ同等な値を示す.

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