令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第III部門

トンネル(6)

座長:清木 隆文(宇都宮大学)

[III-233] 矢板工法による山岳トンネルの挙動に関する解析的検討

石井 祥旭1、砂金 伸治1、日下 敦2、小出 孝明3 (1.東京都立大学大学院、2.国立研究開発法人土木研究所、3.三井住友建設)

キーワード:山岳トンネル、矢板工法、水平打継ぎ目、数値解析、インターフェイス要素

近年、NATMや矢板工法で設計された山岳トンネルにおいて盤ぶくれ等の変状の発生が報告されている.このようなトンネルでは底盤部にインバートの新設・補強を行うなど、対策工の施工が行われるが、その場合、現有の構造の残存耐力を評価したうえで設計するのが望ましい.本報は矢板工法トンネルに着目し、数値解析で検討を行う上でのモデル化の一手法として、矢板工法の構造の弱部になり得ると考えられる覆工の水平方向の打継ぎ目の挙動に着目し、解析等で検討を行う上での留意点を明らかにすることを目的として、二次元解析を用いて考察をした結果について述べる.

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